アルゴの中学受験日記

中学受験を通じて成績と連動する真の努力の形を伝えます

作文教室

低学年から始める作文練習

低学年から始める作文練習

作文の練習を低学年から始めるのがいいかどうかという質問を受けました。作文を書くこと自体は、それほど早くから勉強する必要はないと思います。しかし、日本語を豊かに身につけることについては、どの習い事よりも優先させて取り組んでいくべきではないでしょうか。ここで考えることは、日本語の学習をする場所は、基本的には家庭だということです。家庭が豊かな言葉の環境であれば、特に何かを習うことがなくても大丈夫なのです。

ところが、現在の状況を見ると、テレビもゲームも漫画も読書も、いずれも外見上の豊かさに反比例して内容的には非常に軽いものになっています。保護者の方の力だけで、この状況に対峙することは不可能であり、難しいものです。

低学年から言葉の学習を始める利点は三つあります。その一番目は、このような環境への抗生物質を処方するという役割です。手始めは、長文音読などの日本語の音に馴染む習慣を身につけることから始まります。二つ目の利点は、長文音読や作文の勉強を通して、親子の知的な会話ができるということであり、三つ目は、子供の作文の成長が記録として残るということです。

これまで、多くのお子様を見てきた経験では、小1から小2の前半ぐらいまでは、長文音読などの勉強の習慣が比較的楽に身につきます。しかし、小3以降は学年が上がるにつれて、音読などの習慣をつけることが難しくなります。ということで、作文の学習というよりも、日本語の学習の習慣を身につけるという点で、小1の間に言葉の学習を開始していくとよいと現在は考えています。

しかし、もちろん焦って始める必要はありません。お子さんの様子を見ながら機会を見てスタートすることです。最近、アルゴの作文教室が脚光を浴びているのは、こんな利点を保護者の方が肌で感じだしているからかもしれません。

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