以下は、絵本「じぶん」(レイフ・クリスチャンソン著)より引用した文章です。○○・□□にあてはまる言葉を考えてみてください。
『じぶん』
「考えたことがありますか じぶんにできることを」
目は○○を□□することができる
耳は○○を□□することができる
口は○○を□□することができる
足は○○を□□することができる
手は○○を□□することができる
腕は○○を□□することができる
肩は○○を□□することができる
頭は○○を□□することができる
心は○○を□□することができる
「考えてみませんか じぶんにできることを」
人が生きていく上で最小限必要な物とはなんなのでしょう。そんなことを考えると、多くの物を所有し多くの物に囲まれて暮らしていることに気づき、自分自身がなんだかちっぽけな存在に思えてきます。こんなにも物に頼らねば生きられないのかと…。
途上国のルポルタージュなどを見るにつけ、この身一つで生き抜く強い心の自分になりたいと思います。そのために自分の身体や心をチェックしてみることは有効です。この詩を使うのも一つの方法。言語は意識を確定します。あやふやな自己を明確化することで、補うべきもの、そぎ落とすべきものが見えてくるのではないでしょうか。
『じぶん』
「考えたことがありますか じぶんにできることを」
目は 世界を しっかりと見ることができる
耳は どんなつぶやきも ききとることができる
口は 見たこと きいたことを 伝えることができる
足は あなたを待つ人のところへ 連れて行ってくれる
手は こまっている人を たすけることができる
腕は 傷ついた人を ゆったり つつむことができる
肩は つかれた人を 休ませることができる
頭は 自分にできることを 考えつくことができる
心は あいての気持ちを 感じとることができる
「考えてみませんか じぶんにできることを」