アルゴの中学受験日記

中学受験を通じて成績と連動する真の努力の形を伝えます

中学受験の現場

四谷大塚・京都府1位はここにいる

四谷大塚・京都府1位はここにいる

6月2日に実施された四谷大塚の全国統一小学生テストの成績表が返却されました。

今回からレイアウト等が変更になり、分析がより詳しくなっています。

ところで、今回は当塾の生徒A君が京都府1位を獲得しました。

過去、何人か決勝戦への出場者はいますが、第1位での出場はありません。彼の奮闘に期待したいと思います。

Aくんの学習のスタイルは、自己啓発型ともいえるもので、自分が理解し納得するまでしっかりと問題に取り組んでいきます。

また、好奇心が強く、言語の理解とものごとの処理能力に優れています。

こういう風に書くと、まさに万人が認める天才少年のように聞こえます。

しかし、確かに色々な能力が備わっているのですが、彼なりに日々悩んだり苦しんだりしながら過ごしています。

強いて、何をして彼を1位たらしめたかと言えば、先程述べた「納得するまで…」が、キーワードとなるでしょう。

納得するまで本を読み、納得するまで質問し、納得するまで考え、納得するまで調べる、…云々。

彼の行動原理は、全て「納得するまで…」を起点とし、「納得したから…」を着地点としています。

考えてみれば学問の領域には、探究する、究明する、研究する、学究肌、等。「納得するまで…」を求める表現がたくさん存在します。

学問の世界では、この姿勢は至極当然のことなのでしょう。

ただ、この言葉の肝要な点は、他者の納得ではなく、自分自身が「納得するまで…」なのかどうなのかということに尽きるでしょう。

当たり前のことを当たり前に行う。そして、それを日々続けていく。

彼の壮挙は、そのことの大切さを再認識させてくれました。

A君、ありがとう。そして、おめでとう。決勝戦での力いっぱいの戦いを願っています。

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