極論に聞こえるかも知れないけれど、人へ伝える思いはチョット冷たいぐらいが丁度いいと思っている。
ただ、このチョット冷たいぐらいがナカナカ難しい。
熱過ぎると相手が必要以上に気を遣うし、うっとうしく感じる人もいる。
冷たすぎる思いの情は伝わらず人間関係は崩壊してしまう。
丁度良い適度な温度だと相手に馴れが生じ有り難みを感じずこちらの徒労感だけが増幅することにもなりかねない。
受け取る側の感受性にもよるのだろうが、人へ伝える思いは温かくてチョット冷たいくらいがイイ。
優しい行為とチョット厳しい指摘、はたまた温かい思いを込めた言葉と適度な距離感、こんなものを私はチョット冷たい関係と呼ぶ。
端から見ると冷たく映るかも知れないが、そのくらいが押しつけがましくなくて丁度いい。媚びず、馴れず、諂わずにつくる明るい人間関係は、この適度な緊張感が根底に必要だと思う。
指導する子どもたちとの関係、保護者の方との関係にもこのことは当てはまる。
媚びず、馴れず、諂わずに如何に接していくか。そこに当塾のような小さな塾の立ち位置がある。